南三陸町

志津川高校魅力化とは

志津川高校魅力化の目的

志津川高校は、「真・和・敬」の校訓を基本理念とし、地域に根ざした特色ある教育活動が行われています。
創立95周年を迎え、これまで約12,500名の同窓生が各方面で活躍しています。
平成15年度からは、県内唯一の地域連携型中高一貫教育校として、南三陸町の未来を担う人材の育成に取り組んでいます。さらに、平成22年度から情報ビジネス科で取り組んでいる「南三陸町モアイ化計画」では、生徒が町のシンボルであるモアイの缶バッチ、ストラップ等を製作し、震災で失った町民バスの購入資金としてご寄附をいただきました。
平成28年度に念願の町民バスが復活し、日本フィランソロピー協会より奨励賞を受賞しています。
その一方で、平成22年度には413人だった生徒数が、本年度は199人に半減し、1学年120人の定員割れが常態化しています。

町内小中学校児童数(学年別)

志津川高校入学者数推移

南三陸町の人材育成に大きな貢献を果たしてきた志津川高校がなくなれば、中学卒業とともに南三陸町を離れ、全ての生徒が町外の高校で学び、日中はこの町に15歳から18歳の生徒がいなくなります。
遠方に通学させなければならないため、生徒・保護者の時間的・経済的な負担が増えます。
それにより、生徒とともに世帯ごと転出していく家庭も増加することになります。
すべての子どもが高校・大学を町外で過ごすため地元に愛着が持てず、大学卒業後も地元に戻らない可能性が高くなります。
さらに、教育費の負担増により、子どもを生むことへの不安が高まるため、出生率も低下する可能性があります。
このように高校進学を含む若者の流出が南三陸町の未来へもたらす悪影響は大きく、現状のまま進むと「若者の流出→既存産業の衰退→雇用の縮小→地域活力低下→若者流出」という悪循環を加速させることになります。
子どもの健全な発達、ふるさと教育、保護者の経済的負担、少子化、UI ターンの定住、文化の継承、地域の活性など、様々な観点において、志津川高校の存続は南三陸町の未来と直結しています。

悪循環

目指す方向性

南三陸町では、志津川高校魅力化の取組として、2016年11月に志津川高校魅力化懇談会を設置し、高校・PTA・中学校・町内事業者等のご協力のもと、魅力化に資する取組について議論を重ね、2017年6月には宮城県内初となる公営塾「志翔学舎」を校内に開設しました。
志津川高等学校は100周年にむけて新しい体育館の建設計画が進んでいます。今後の更なる魅力化・活性化の推進をするため、2019年「南三陸町高校魅力化協議会」を設置し、令和2年度から令和6年度(5年間)を期間とした「第1期志津川高校魅力化構想」を令和2年3月に策定しました。